再受験支援プログラムの学習会をはじめました!
来年2月の看護師国家試験合格に向けて、再受験を支援することが決まった5名の看護師たちの学習会をはじめました。それぞれジャカルタ近郊のクリニックや企業で仕事をしているため、なるべく全員が集まれる日程を調整し、8月は23日(日)30日(日)、9月は不定期で4回の開催を予定しています。
★第1回目は、看護師の役割(看護師ができる業務・できない業務)や、看護師の患者への適切な対応とは?について、国試問題を解きながら、質問を出し合い、理解を深めていきました。
インドネシアでは、「創傷の縫合も看護師がやる」という違いがあり、患者様の力を引き出す【エンパワーメント】という言葉を、初めて聞いたなどの反応がありました。
★第2回目は、糖尿病患者の看護と、基礎看護技術(採血、注射、血圧測定)をテーマにすすめました。
「顔面紅潮」の意味が分からないと質問がありましたが、「紅」が、深い赤色であり、「口紅」の「紅」だとわかると、なるほど、となりました。かなり難しい専門用語の漢字も読めるようになっている皆さんですが、こんなところに日本語の難しさがあるのだとわかりました。
また、シックデイやコンプライアンスなど、カタカナの言葉にも苦労しています。
「糖尿病の患者にサンダルを勧める」のが、なぜだめなのかがわからないという反応もありました。確かに、素足にサンダル履きがほとんど、という国です! 糖尿病では足の小さな傷が治りにくいので、危険なことは、知識としては知っているのですが、判断に迷ったようでした。
学校の【養護教諭】という存在もわからなかったのですが、学校のクリニックにいる看護師さんが一番近い職業のようでした。
お互いに、理解できたことを教え合ったり、質問をしあったりと和気あいあいと進んでいます。
EPA再受験プログラムでの合格者輩出に向け、5名の看護師候補生や財団職員は頑張っています。引き続きご支援下さる皆様の元へ情報を配信させて頂きますので、温かく見守り下さいますよう宜しくお願い致します。