小笠原広実先生の調査研究が看護実践の科学に掲載されました

150930a.jpg 看護の科学社出版の『看護実践の科学』9月号(Vol.40.No10.Sep.2015)に"インドネシア人看護師の「看護の評価」の視点"という題目で当財団にて元EPA看護師候補者への教育を献身的に努めている小笠原広実先生が掲載されました。3年間の調査研究の結果の一部をまとめたものです。
 日本の看護学生がリハビリ期の患者に関わった事例を教材化し、インドネシア人看護師に研修会を行い、その前後の「評価の視点」の変化を調べたものです。研修後には、「患者の意思を大切にかかわったか」「かかわりの中で、患者の思いを表出させることができたか」のポイントが上昇しました。そして、日本の看護の具体的な関わり方を伝えることにより、インドネシアの看護師たちは、自分たちの行っている看護の客観視につながったようです。
 当財団で企画している10月の看護セミナーでも、別の事例を示すことにより、さらに両国の看護の違いについて理解を深めていきたいと考えています。