10月25日に第1回目の看護セミナーを開催致しました
10月25日に第1回目の看護セミナーを開催致しました。
セミナーは大成功で、じゃかるた新聞様が記事として掲載下さいました。
EPAで日本に行き、日本の看護や介護の実際を体験してきたインドネシアの看護師さんたちが、その体験を忘れずに、インドネシアの看護や介護の発展に少しでも役立てていただけると嬉しいという願いを込めて、セミナーを企画しました。
関心を持って集まってくれる人がいるだろうかと心配でしたが、予想を超え、定員を上回る35名という参加者がありました。ご協力いただいたミエ学園の教室が満員でした。
バリや、ジョグジャカルタ、スマランなど、遠方からも大勢が参加してくれました。
テーマは、「ナイチンゲール看護論を発展させた看護理論-生活過程に焦点を当てて‐」で、具体的な糖尿病と脳梗塞を持つ患者さんの事例を使って、グループ討議、発表をしていきました。患者さんを全人的にとらえるモデル図を紹介し、「こんな風にとらえると、患者さん全体をとらえやすくなりませんか」と問いかけると、皆さん、大きくうなずいてくださいました。
討議は、インドネシア語で、でも発表は日本語でしてもらいました。時々「日本語だとなんていうんだろう・・」と詰まる場面では、ほかの看護師がすかさずフォローをしてくれていました。
これから日本に行くという方や、どうにか自分の病院の看護をよくしたいと考えているインドネシアの病院の方々も参加されており、ぜひ自分たちの病院でも学習をしたいとの希望を持ってくれたようです。
このように、日本の看護の良さが広がってくれるといいなあと願っています。また今後もセミナーを地道に続けていこうという思いを強くしました。
最後に次回の講師である東邦大学看護学部教授の野崎真奈美先生を紹介しました。EPAの方々はほとんどが持っている医学書院の電子辞書の中に著書のKAN-TANシリーズが収録されていますよと紹介すると、参加者から歓声が上がりました。とても身近に感じてくれたようです。大勢がその場で次回のセミナーの申し込みをしてくださいました。
また、次回に向けて準備を進めていきます。