国立ハサヌディン大学で医療関係者を対象としたセミナーを開催致しました

10月12日(土)インドネシアの南スラウェシ州都マカッサルにある国立ハサヌディン大学の講堂において、「高齢者と運動療法」をテーマにした普及啓発活動を実施致しました。参加されたインドネシア人医療関係者は総勢202名となり大盛況でした。

ハサヌディン大学看護学部長のヌルヤンティ・サレー教授より、当法人の活動はインドネシア全体の社会貢献になっていること、今回の講演会に参加できなかった友人に講演内容を共有すること、この講演会事業は一度に限らず毎年お願いしたいことをお話くださいました。

JAMNA事務局長の岩本充晃は、当法人の設立趣旨、インドネシアのニーズに合わせた事業の変更の検討、日本がインドネシア人医療従事者に期待することをお話しました。

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ハサヌディン大学看護学部 学部長
ヌルヤンティ・サレー教授 

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冒頭の挨拶をする
岩本充晃事務局長



本講演では、当法人より講師を2名(森山善文氏、熊澤和秀氏)お招きしました。
また、今回は特別にハサヌディン大学の矢部広樹先生もご講演くださいました。

森山氏からは、「運動の効果と安静の害」の題目で講演頂きました。
世界的に運動不足や長時間の安静が健康に悪影響を及ぼすことが問題視されている中、インドネシアも例外ではありません。このセッションでは、短時間の運動や座り過ぎを避ける少しの工夫で、健康被害を防ぐことが証明されていことから、インドネシア人看護師にこれらの対策を理解してもらい国民の健康向上に役立てていただくことを狙いました。

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講演する森山善文氏



熊澤氏からは、「認知症と運動療法」の題目で講演頂きました。
インドネシア人医療従事者に健康増進、認知症予防の観点から、認知症と運動効果、適度な運動をご紹介することが狙いでした。インドネシアで近年急速に高齢化が進む中、2025年には高齢者の割合が10%を超えるであろうと推計されています。高齢化に伴い、認知症の罹患率も増加しており2030年の推計では、インドネシア国内の認知症患者は約230万人に達すると言われています。。認知症の予防や進行の遅延には、同時に考えながら体を動かす「デュアルタスク」が効果的と言われています。2つ以上の課題を同時に実行することや運動をすることで、脳の活性化、認知能力の維持・向上につながると言われています。

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講演する熊澤和秀氏



今年度最後のイベントでしたが、皆様のご支援で成功することができました。
引き続き日本、インドネシアの架け橋役として事業を進めたいと考えております。

本イベントに関わってくださった皆様、誠に有難うございました。

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講演の風景

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スタッフの集合写真