インドネシア南スラウェシ州において講演会を開催しました
2025年12月6日(土)、インドネシア・南スラウェシ州に位置する国立ハサヌディン大学の講堂において講演会を開催いたしました。
今回の講演会テーマは「エビデンスに基づくリハビリテーションと、多職種連携ケアによる健康的な高齢化の促進」であり、学生・教員の皆様をはじめ、多くの理学療法士の方々にもご参加いただきました。会場参加者は116名となり、講演中は積極的な質疑応答も見られ、盛況のうちに終了いたしました。
講演会開催の前に、公益財団法人日本アジア医療看護育成会事務局より、アジア出身の医療関係者が日本において従事するために必要な知識、技術の習得をするための交流を推進する取り組みであることを紹介しました。またインドネシア行政や国立大学等との連携により活動を広げていることをご紹介しました。![]()
(挨拶をする公益財団法人日本アジア医療看護育成会 事務局の熊澤氏)
次に、国立ハサヌディン大学より国境を越えた学術的交流の意義を共有いたしました。![]()
(国立ハサヌディン大学 看護学部長のエリー先生)
講演会内容の紹介
第1セッション
- 演者:熊澤和秀氏
- 演題:「インドネシアの認知症・MCI ~現場で活かせる評価スケール~」
高齢化の進展に伴い重要性が高まる認知症領域について、MCI(軽度認知障害)を含む理解と、現場で活用できる評価の考え方を中心に講演が行われました。![]()
(講演する熊澤氏の様子↑)
第2セッション
- 演者:森山善文氏
- 演題:「糖尿病と高血圧に対する運動療法 ―効果的な健康維持のための運動の重要性―」
糖尿病・高血圧といった生活習慣病に対する運動療法について、基本から最新の知見まで、実践に結びつく形で解説されました。![]()
(講演する森山氏の様子↑)
第3セッション
- 演者:矢部裕貴氏、飯田妙子氏(国立ハサヌディン大学)
- 演題:「リハビリテーションを含む多職種チームケア(MTC)の重要性」
- 演題:「身体機能の回復を超えて/作業療法の役割」
多職種連携ケア(MTC)の基本概念から、エビデンスや国際的な推奨も交えながら、リハビリテーション職種を含むチームアプローチの重要性が示されました。そして、身体機能の回復にとどまらず、「その人らしい生活」や退院後の暮らしを支える作業療法の視点が共有され、多職種連携の中での役割が具体例とともに紹介されました。![]()
(講演する矢部氏の様子↑)
(講演する飯田氏の様子↑)
第4セッション
- 演者:リスカ ヌルアマリア先生(国立ハサヌディン大学/理学療法科講師)
- 演題:「研究から臨床への応用:構造方程式モデリングを活用した地域在住高齢女性における転倒発生要因の特定」
構造方程式モデリング(SEM)を用いて「どの要因が、どのような経路で転倒につながるのか」を可視化した研究が紹介されました。![]()
(講演するリスカ ヌルアマリア氏の様子↑)
(講演会参加者の様子↑)
(質問する参加者↑)
今後に向けて、2026年度はインドネシア国内の新たな地域で講演会の開催に挑戦致します。
引き続き皆様のご支援ご協力を心よりお願い申し上げます。
